スズキ ワゴンR MH21S エンジン修理 オイル消費大 行方市 その1

一般整備

もともと 自分はスズキディーラーのメカニックが整備士生活の始まりだったのですが

もう30年近く前の話。。。

当時は今のようにリビルト品や中古品のエンジン ミッションなど流通も確立されてなく

またスズキのディーラーであっても 部品として エンジン、ミッション、デフなどはASSY供給がありませんでしたので

すべて分解 オーバーホールでの対応でした

ほんの一部 新車が壊れた場合のみ 地区担当という地域の担当者に

メーカーの製造ラインからASSY部品をこっそり

提供していただいていた記憶がありますけども。

そんな自分も 最近は中古でエンジンやミッションを交換することに慣れ

オーバーホールすることも忘れそうな勢いでしたので

代車用に格安で仕入れた

お客さんに貸し出す前に 少しの間 自家用として使用していましたが

500km走行ごとに1Lほどエンジンオイルを消費してしまい

オイルの補充が頻繁で

お客様に代車として 貸せる状態ではないことから

ワゴンRのエンジンをオーバーホールいたしました

まずはエンジンをミッションごと取り外し

 

エンジンヘッドを取り外し 分解

汚い。。。

走行距離が多いこともありますが

オイル交換サイクルがよくなかったんでしょうね

分解しながら

シリンダーやピストンなどの状態を確認

オイル消費の原因を探します

 

原因は

腰下 シリンダー側にありました

オイルリングが固着してしまっていて

リング溝の中にある 穴がスラッジで埋まってしまっていました

こうなってしまうと ブラシなどで綺麗にするのは大変なので

この洗浄剤をお湯に溶かし

汚れの程度によって 半日~1日ほど漬け込みます

ある程度 洗浄剤で汚れを落せたら

手作業です ( ̄ー ̄;

おそらくは だいぶ前から オイルを燃やしていたのでしょう

燃えカスがたくさん スパークプラグやバルブにこびりついています。。。

スパークプラグは交換ですが

バルブについたカーボンを綺麗に落さないと ノッキングの原因になってしまいます

地味な作業ですが

オーバーホールにおいては 大事な作業になります

 

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