令和2年4月1日から
今までエンジンやミッションの脱着 ブレーキなどの分解など
分解整備と言われていたものが名称変更され
特定整備となり 車検や法定点検などで記入されてきた
分解整備記録簿も特定整備記録簿になりますが
先日 二日間に分けて 講習を受け資格を取得してきました
2月13日 1日目 実習で午後から
現行のプリウスを使用してカメラとレーダーのエーミングを実施
実習で行った方法では 作業に2人から3人必要で
ディーラーなどでは3人で作業しているところが多いようですが
費用的には15000円ぐらいの相場になっているようだと
話に出ていました
うちのような人の少ない工場では
高額ですが サポート機器がないと厳しそうです
正直 どこのメーカーが使いやすいとか 耐久性とか
きけるような状態になってからでないと 人柱になってしまいそうで
怖いですよね
そもそも こういったサポート機器が信頼でき
なおかつ 整備士による作業に正確さが必須なエーミング
ですが大変なのは エーミングでカメラに認識させるターゲット(的)と
リフレクターと言われるレーダー光の反射板を置く場所を測定するまでで
その位置さえ決めてしまえば あとはスキャンツールをポチっとするだけ
その位置決めがミリ単位での測定が必要で 整備マニュアルなどで使用されている
紐などを使った場合 作業者による誤差がありすぎて
正確なポイントが出せない状態で
おそらく 同じ人がやっても 毎回違うポイントになってしまう
ネットで検索すると 結構 エーミング実施のブログなどを見つけますが
エーミングサポートツールを使った (レーザーによる正確な位置調整などではなく)
やはり 水糸 下げ振り 紐を使った位置出しのところがほとんどです
(現状 ディーラーでさえ 同じやり方が多い)
ほんとうに そのエーミングで自動ブレーキ正常に作動しますか?
と思うのも事実です
なぜなら 車体についているカメラ、レーダー部で1mm ズレがあったら
実際にカメラやレーダーが対象を認識する位置では
どれだけのズレが生じていることか
なぜか そのことに 触れているブログは少ないのが現状です
そのエーミングでお客様の車に何かあれば
責任はエーミング作業した工場になりますから
エーミングを安易にお金儲けと考えてはいけないです。
研修に使った 50型のプリウスに限っては 年式によってやり方が違うという状態
自動車メーカーや車種によって ターゲット、リフレクターの種類がかなり多くすべてのメーカーと車種への対応はかなり厳しいと感じました
今後 何年後かには安全サポート装備が義務化され
標準装備になる流れのようで
これから どんどん安全装備つきの新しい車が出てくることが
考えられますから
自動車の進歩に整備工場がついていけてない現状をなんとか
しないといけないと考えさせられる内容でした
2月18日 学科も午後からで1時間程度 テキストをみながら講義を受け
休憩後に試問 問題は10問で選択式 8割以上 正解できれば合格
内容的には特定整備に関する基本的なもの
講義をきちんと聞いていれば正解できる内容で
特に難しいとまでは感じませんでした。。。が
試験なんて ものすごいひさしぶりで 心臓バクバク
合格できて ほっとしています
これがないと 特定整備工場への準備が無駄になってしまいますから
資格が取得できたので
特定整備認証工場の申請用紙やら
認証工具について 聞いてみようと
整備振興会指導課に行ってみましたが
今のところ 申請用紙の様式すら 決まっていない状態で
認証工具も スキャンツール、水準器が必要な程度で
何も決まっていないそうで。。。
もう少し 時間が必要なようでした
( ̄▽ ̄;)
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